[徳島4] 大塚国際美術館の美女達

  • 2012/10/14(日) 14:05:46

大塚国際美術館探訪記その2、美女特集。

美女の判断基準は私の独断です。

女性の絵という縛りだけでも膨大な量と質でした。有名どころだとフェルメールの
真珠の首飾りの少女やミレイのオフィーリア。もちろんダヴィンチのモナリザや、
コローの真珠の女もありましたので、これでベアトリーチェ・チェンチの肖像
(グイド・レーニのやつ)があったら完璧だったんじゃないかと思う。

大塚_ワッツ

ワッツの「希望」。
これ本物もう一度みたいなぁ。収蔵はテート。イギリスか‥円高のうちじゃないと
きついかな。

大塚_ロシアのモナリザ

イヴァン・クラムスコイ「見知らぬ女」。
すごい美人。
高いところに架けられていてアオリになっちゃいました。見下ろされ感、倍増し。

大塚_ゴヤ

ゴヤ「ボルドーのミルク売り娘」。
大好きな絵です。ゴヤはどちらかと言えば苦手なんですがこれはとても好き。

なんと大塚国際美術館、ゴヤの家の配置再現がありました。あれですよ、
我が子を食らうサトゥルヌスが食堂にかかってる家。
真っ暗で怖かった‥。でもなんだかユーモラスな感じもして不思議。

見てたら、入ってきた瞬間の女性親子から「うわっ」「キモッ!」の声。
デスヨネー的につい笑っちゃいました。



大塚_オーバーベック

ヨハン・フリードリッヒ・オーバーベック「ヴィットリア・カルドーニの肖像」。

後のモディリアーニやアンリ・ルソーを思わせる色の塗り方です。
こういうのってダヴィンチらへんからの派生なんでしょうか。

大塚_オーバーベック_細部

寄って見たところ、絵の具のひび割れも再現されています。
指先で触ったら割れが感じられるんじゃないかというぐらいのリアルさ。

額装もいいですね。作品問わず、見事な額が多かったです。
ラファエル前派のあたりで注意して見たところ、文字の刻印なども多かったので
原画と同じ額にしてあるっぽい感じでした。

大塚_ゲインズバラ

トマス・ゲインズバラ「犬を抱き壺を下げる少女」。

あ ざ と い !

狙ったそのまんまで射貫かれてるのが業腹ですが、仕方ないだろこれはという
感じですw
あんた現代日本なら萌え絵イラストレーターになれるよ。

大塚_スーラの女

ちょっと変わり種。スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」から。
この作品、こんなにでかいと思っていなくて、思わず立ち止まってつくづく
眺めていたら、記号化された女性がなんだか綺麗だなーと思いました。
じんわりイイです。

大塚_スーラ

スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」(全体)

このサイズですよ、点描で!

なんて情熱だろうと圧倒されました。ただ何か足りない感じもする。
一度本物で見てみたい作品かもしれません。

大塚_アルテミジア

天地が切れてしまいましたが、アルテミジア・ジェンティレスキの作品。
ユディトを扱った作品にしては、美しさ・冷酷さ・醜さを抑えて英雄感が前に
出されている一枚で物珍しさを感じました。ユディト渋い。格好いい。

運命の女、つまりファム・ファタルのテーマ展示があって、ユディトを題材に
した作品も多く集まっていました。
近くにあったのはこれ↓とか。

大塚_アッローリ

クリストファノ・アッローリのユディト。

タイトルはジェンティレスキ、アッローリともに「ユーディット」となって
いましたが、状況としては「ホロフェルネスの首を持つユディット」ですね。
ひょっとしたらそういう呼ばれ方もあるかもしれません。

大塚国際美術館は設立年がわりと前のせいか、タイトルが少し今現在で
一般的なものとずれていることがありました。
この美術館ではありませんが、何かでロダンの「考える人」を「思ふ人」と
しているものがあって、いたく感じ入ってしまったことを思い出しました。
(thinking man ということですね)

大塚_モッサ

ギュスターヴ=アドルフ・モッサ「彼女」。

これも運命の女のテーマ展示から。まさにファム・ファタルという貫禄の一枚。

大塚_ムリーリョ

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「無原罪の御宿り」。

こちらは順当に清純派で。
受胎告知の作品群を抜いたらマリア様の中でもかなり美人な方だと思います。
確かプラド美術館収蔵だったと思うんですが、結構大きな作品で、祭壇画用に
描かれたのかなと疑問が頭をかすめました。

大塚_キスリング<

モイーズ・キスリング「イングリッドの肖像」。

キスリング!

ここでキスリングの女性画に会えると思っていませんでした。嬉しい驚きです。
エコール・ド・パリの代表格、シャガールの友人。私が絵画鑑賞が好きになった
きっかけとも言える思い入れの強い画家さんです。
期待が高いだけに、色々な展覧会に行ってもどうも相性が悪くがっかりすることが
多く、この人の作品はどれも好きとは言えないんですが、これは大好きです。
本物も見たいなぁ。収蔵はジュネーヴの美術館。うう、遠い‥
池田二十世紀美術館の女道化師は、あの濡れたような目が本当にすごい。


最後はこれ。

大塚_ホイッスラー

ジェームズ・アボット・マクニール・ホイッスラー
「灰色と黒のアレンジメント No.1 画家の母の肖像」。

こんな人から、こんな面倒くさい絵のタイトルをつける息子が生まれたのは
なんだか非常に納得がいく気がします。


大塚_ドガ

おつかれ様でした。






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  • 2013/12/16(月) 06:17:28

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